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二十四節気 二番 雨水(ウスイ) のオススメ

雨水(2/19頃~3/4頃)は、雪が雨に・氷が水に変わる時期が雨水

春一番も吹きやすい時期ですが、大雪や真冬の寒さも戻ってくる三寒四温の時期
昔から流行性感冒(風邪)に気をつけて
と言われている時期です

1日の中でも気温の上下差が大きく、天候も急変しやすいのが雨水の時期の特徴これを風と呼んで、そこに寒さ、乾燥、湿気なども一緒に運んできてしまいます。
これらの度が過ぎるものを邪気(風邪、寒邪、燥邪、湿邪など)と呼びます。
私たちは生活している限り邪気は必ず存在します
そこで私たちは正気(セイキ)と呼ばれるものを持って生活しています。

正気とは人体の生命機能の総称で、私たち人体の抵抗力、回復能力のことです。
「正気内に存すれば、邪干するべからず」(素問 刺法論編)
人体の抵抗力が強ければ、病邪は簡単には侵入できない

正気は人体を構成する基本要素の
気・血・津液・精の4つが総合的に働き、巡ることで維持されています。
気・血・津液・精は、呼吸と食べるものから、五臓六腑達が連携して生み出し、巡らせ、蓄え、排出する
そこに両親が授けてくれた、生まれつきの精も加わってきます。

呼吸と食べるものから
この時期は栄養豊富で、潤い豊かに、胃腸(脾胃)の働きを助け整える食材たちに
体力をしっかり支える食材たちを加えてあげましょう。
外に出る時は、胸を閉ざして体を丸めがちになりやすいです。
そのままにしていると呼吸は浅くなり、胃腸も下垂して働きを落としやすいです。
安全な場所で、胸を開き、足腰を強くして、胃腸をしっかり支え上げる

肺:呼吸から気を生み出し
脾:食事から気・血・津液を生み出し
腎:腎(足腰)にしっかり蓄える

雨水にオススメの食材は、山芋・レンコン・大葉など

山芋とレンコンで
「山芋と蓮根のふわっと焼き」

・山芋と蓮根を同量すりおろします。レンコンは粗くおろした方がシャキシャキとした食感が味わえてオススメです。
・おろした山芋と蓮根に大葉を刻んで加えて混ぜ合わせます。
・少量のごま油で両面を焼いたらできあがり
身近な食材で、肺・脾・腎を補う力になります。

リンゴ+ハチミツ+クコの実をヨーグルトに加えてというのも良いですよ

雨水にオススメなツボは、曲池(キョクチ)・合谷(ゴウコク)

免疫力強化の助けとなる経穴(ツボ)たちでは
曲池(キョクチ)と合谷(ゴウコク)もオススメです

曲池は肘を曲げてできるシワの外端(尺沢と上腕骨外側上顆を結ぶ線上の中点)
合谷は親指と人差し指の付け根の骨が交わる手前にあるくぼみ(手の甲、第2中手骨中点の橈側)
腕と手にある経穴ですので、仕事や家事の合間、移動中など日常の中やクラスでも使いやすいですよね。

ストレスも正気を損なうことに繋がります
バランスの良い呼吸と食事に適切な運動と睡眠
基本的なところを楽しみながら重ねていって春本番を迎える準備をしていきましょう