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二十四節気の二十三番 小寒のオススメ

小寒(1月5日〜1月19日頃)は、一年のうちで最も寒い時期

小寒から節分までが「寒の内」です。
「小寒勝大寒(小寒が大寒に勝つ」
と言われる様に、小寒の時期が最も寒い時期とされてます。

最も寒い冬の時期は、腎を養うことで寒さを防ぐ「養腎防寒」の時期です。
腎は生きていく力を土台から支える「精」を蓄えるところ。
陰陽気血が充実していることは「精」を蓄えることに繋がります。

小寒にオススメな食材は卵・鶏肉・冬が旬の魚・穀物・野菜・キノコ類・果物・ナッツ類

そこで冬の寒さが厳しいこの時期だからこそ、
補気・補血・補陰・補陽の食材たちを、三食の食事にバランスよく加えていくことが大切です。
卵や鶏肉、冬が旬の魚(ブリ・タラ・フグなど)などに、穀物・野菜・キノコ類・果物・ナッツ類などと「バランスよく」ということですよね。

お正月にいただくお節料理やお雑煮は、こうした食材がバランスよく取れる和食の伝統料理でもあるんですよ。
もちろん黒米や黒豆など「黒」の食材も、毎日の食材に気軽に取り入れていきましょう。

寒い時期だからこそ「辛味」も美味しく感じる時期ですね。
生姜やネギ、唐辛子だけでなく、花山椒、山椒、ニンニク、シナモンなどみなさんのお好みのスパイス達を加えて美味しくいただきましょう。
もちろん、こうしたスパイス達を組み合わせた「チャイ」も美味しいですよね。
ミルクで割って飲むチャイですが、ストレートでいただいても美味しいですよ。
自分はストレートチャイに蜂蜜を少し加えるのが大好きです。

チャイのスパイスが苦手という方は
温かい烏龍茶に桜を加えてみてはどうでしょう?
発酵されて焙煎されている鉄観音は寒いこの時期にオススメです。
桜の香りはリラックス効果だけでなく、冷え性の改善も助けてくれるんですよ。

干し柿も美味しい時期ですので添えてあげると良いですね。
干し柿は柿のもつ体を冷やす作用は抑えられ、肺を潤し胃腸の働きを整える助けになります。
ただ美味しくて食べ過ぎになりやすいのを気をつけないとですね。

小寒にオススメのツボは腎兪(ジンユ)・命門(メイモン)

そして、寒さが一番厳しい時期は、温かいお茶を楽しみながら。

腎の機能を高め、陽気を助ける。腎兪(膀胱経 BL23:ウエストラインの背骨から指2つ分外側)や命門(督脈 GV4:左右の腎兪の中間、第二腰椎の下)をお灸・カイロであたためるのもオススメです。

どちらも背中にあるツボ(経穴)なので、ご家族や大切な方に揉んでもらうのも良いですよ。

最後に冬の時期は、「早く寝て遅く起きる」
二度寝をしましょう!  ってことではなくて。
朝目覚めたら布団の中で手足を動かし・胸を開いて呼吸を整え・手脚と共に大きく伸びをし・膝を立てて左右に倒す戻すして、腰を温めるなどの時間をとってから、布団から出て1日をスタートしていきましょう。

もちろん黒米や黒豆など「黒」の食材も毎日の食材に気軽に取り入れていきましょう。