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二十四節気 六番 穀雨(コクウ) のオススメ

穀雨(4/20頃~5/4頃)は、春の最後の節気

「雨生百穀」(うせいひゃっこく)
穀物を育む優しい雨が降る季節ですね
穀雨の時期は春の寒気が戻ってくることは少なくなり、初夏を思わせる陽気が強くなります。
春雨が降る日が多く、しとしと降る春雨は風情があって素敵ですが、私たちの体に「湿」を溜めやすくする存在でもあるのです。
過剰な「湿」が体内に溜まり、適切に処理されないでいると「湿熱」となり、強い倦怠感、疲労感、無気力、頭痛、めまい、食欲不振などが起きやすくなります。
そこに春のストレスが加わると自律神経失調や過敏性鼻炎などを招きやすくなります。
肝のバランスを保つ働きを養い、湿からダメージを受けやすい脾を健やかにしていく。
バランス良い食事に野菜を多めに加えていき、水分の過剰摂取にも繋がりやすい、脂っこい味の濃い料理は控えめに、辛味など刺激の強い料理も控えめにしていきましょう。
2020年は家にいることが多いですね。
食べ過ぎ、飲み過ぎにも気をつけないとですね。

穀雨にオススメの食材は、緑茶・玖瑰花(マイカイカ)・茉莉花(ジャスミン)・桂花(キンモクセイ )

穀雨の後半は
「八十八夜」を迎えます。

2020年は5月1日
「野にも山にも若葉が茂る」頃で、日本茶は新茶のシーズンですね。
緑茶は、こもった熱を冷まし頭をスッキリさせ、イライラの解消、血圧の安定などがあります。
外出せずに家にいることが多い日々のストレスは熱を生みやすく、体内に溜まりやすい湿から湿熱を発生させやすいので、新茶を楽しみにしながら
いま手元にある、お好きなお茶にアレンジを加えてみましょう。

春分で紹介した、玖瑰花(マイカイカ)茉莉花(ジャスミン)桂花(キンモクセイ )などをお茶に加えるのも美味しいですよ。
どれも香り良く気血の巡りを整え、ストレス解消、月経にまつわるトラブルの改善を助けるなどの効能があります。
どれも温性ですので、冷え性の方で緑茶の涼性が気になる方にもお勧めです。

穀雨にオススメのツボは、膻中(ダンチュウ)

この時期におすすめのツボ(経穴)は「膻中」
両方の乳首を結んだ線上の中央(胸骨前面の正中線上で、第4肋間の高さ)にあります。

全身の気の流れや乱れを正し、胸をすっきりさせ、上昇した気を下げる効果があるとされる膻中
あたためた手のひらを膻中に当てて深呼吸を10回ほど
膻中は胸骨の上にあるので強い刺激は控えましょう。
穀雨の時期は朝晩と日中の気温差が大きいのも特徴です。
外出する時は重ね着をして、外の気温に合わせて脱ぎするのが良いでしょう。
朝晩にウォーキングやジョギングする方も同じように気をつけてです。