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二十四節気 十六番 秋分(シュウブン) のオススメ

秋分(9/23頃~10/7頃)は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる時期です

秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈み,昼と夜の長さがほぼ等しくなります。
1日の陰陽のバランスが最も調和している中庸の時期。
それは心身をはじめとして全てのバランスを保つ時期でもあるのです。

陰気が強くなっていく秋の時期は、物悲しい季節と中医学(中国伝統医学)では昔から言われており、気持ちは落ち込みやすく「憂鬱」「悲しみ」などにとらわれやすいのです。
秋雨で傘をさしてついつい下を見て歩いたりもしがちですが、秋は金木犀(キンモクセイ)が可愛い花を咲かせ甘い香りが、透き通る秋空と重なり心身が清らかに感じさせてくれます。
秋の七草のひとつ「萩」も可愛い花を咲かせてくれますよね。
秋空と一緒に秋の花木を見上げて、お日様の光を浴びるのも陽気を補い心のバランスを保つ助けになります。

心身のバランスを保つためにも、フィットネスやワークアウトを楽しみ身体も動かしてあげましょう。
楽しんで身体を動かすことも大事です。
でも気をつけて、楽しみすぎて汗をかきすぎると、身体は乾燥しやすくなりますし、体力も失いやすく秋風邪をひきやすくなります。
楽しんで汗をかいて心身を鍛えた後は、心に安らぎ、身体に潤いを届けてあげましょう。

何事もバランスが肝心として
心と身体に潤いを届け、バランス(中庸)を整えていったら
春夏に発散した気力体力(エネルギー)を蓄えていく、納めていくことも始めていきましょう。

秋分にオススメな食材は、山芋などの潤い・エネルギーを補う食材

山芋、胡麻(ゴマ)、木耳(キクラゲ)、枸杞(クコ)などは、潤いとエネルギーをしっかり補ってくれます。
山芋は、生薬では山薬と呼ばれ漢方薬にも使われるほど力の強い食材です。
身体を潤し、胃腸を丈夫にして気力体力を補い、精神の安定を助ける作用があります。
これらの作用はアンチエイジングにも繋がりますよ。
もちろんバランスが肝心ですので食べ過ぎには気をつけてです。

山芋は生食がオススメですがドリンクも美味しいんです
山芋とリンゴの豆乳ヨーグルトジュース

・山芋 200g(1/4本程度)
・リンゴ 1/2個
・ヨーグルト
・無調整豆乳
今回は飲むヨーグルトを使いましたが、無糖のヨーグルトに蜂蜜を加えても美味しいですよ。
蜂蜜のかわりに甘酒もオススメですね。

秋分にオススメのツボは、中府(チュウフ)

乾燥しやすい肺を潤し、胃腸(脾胃)の働きも整えてくれます。
秋の乾燥から咳が続くときには「中府」(肺経:LU1 鎖骨の外側の下のくぼみから親指1本分下がったところ)

肺の気が集まるところで呼吸を楽にしてくれます。
パソコン作業やデスクワークが多いときに、前屈みになりやすいことからの肩こりの改善も助けてくれますよ。

秋の乾燥対策、気力体力の補充に気血の巡りのバランスを整えてあげ、深まりゆく秋を楽しむ助けとしてあげましょう。