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二十四節気 十番 夏至(ゲシ) のオススメ

夏至(6/21頃~7/6頃)は、一年で最も昼が長く・太陽の位置も高く日差しの暑さも厳しい時期

汗もかきやすい時期で、東洋医学では汗は心の体液とされています。
夏の暑さは、この心の働きに強く負担をかけてしまいがちな時期です。

身体を動かし汗を流して夏の熱を冷やしてあげるのは心地よいですが、蒸し暑さから体に湿気がこもりむくみやすくなるとベタつく汗が多くなり不快になりやすいです。

小豆茶や緑豆茶、トウモロコシのヒゲ茶など、体内の不要な水分を外に出してあげる手助けをするお茶を日常に加えてあげましょう。

夏の暑さ、にわか雨や雷雨の湿気、突然の梅雨寒などに加えて、昼の時間が長いので

夜遅く寝て、朝早く起きがちになり、睡眠不足も加わって
「夏の頭痛」が起きやすい時期です。

鎮痛剤などの薬を用いるのもQOLを維持するのには大切ですし、頭痛がやわらいだら食事や水分補給の内容、昼寝を含めての睡眠環境の改善、趣味を楽しみ心穏やかに情緒安定やストレス解消

など、頭痛の「そもそも」を振り返り改めていくのが良いですよ。

睡眠不足は体力だけでなく、気力も失われやすくなります。

夏至にオススメのツボは、足三里(アシサンリ)

早い夏バテになりやすい時期ですので、セルフケアでは

・足三里(胃経:ST36 膝のお皿の下に人差し指の先端を当て、つま先方向に指四本分下がった、むこうずねのすぐ外側)

気を補い、胃腸の疲れ、足の疲れの改善、疲労感や倦怠感の改善を助けます。
夏バテの時期だけでなく、毎日のセルフケアでマッサージやお灸をしてあげたいツボ(経穴)です。

夏至にオススメの食材は、パイナップル・枝豆・シラス

旬のパイナップルは、胃腸の働きを補い、消化を助け、むくみの改善、疲労回復を助けます。

そのままで美味しくいただくのも良いですし、茹でたエビやセロリ、ブロッコリーなどとあわせてサラダにするのも美味しいですね。

写真のパイナップルですが、芯が残っているのは台湾産だからです。
台湾のパイナップルは芯まで食べることができて美味しいですよ。

しっかり食べたい時は

枝豆とシラスのペペロンチーノをどうぞ

・ニンニクと鷹の爪をオリーブオイルで炒めて香りが出たら
・枝豆とシラスを同量入れて
・茹で上がったパスタ加えたら混ぜ合わせてできあがり!

シラスの塩味が全体に馴染むので、食べる時に好みで塩やバジルを加えて調整しましょう。