芒種(6/7頃~6/20頃)は、夏の暑さが強くなり・湿気も強くなってくる時期
夏の暑さ(陽気)が盛んになり、身体、特に心臓は強い影響を受けやすい時期です。
中医学では「夏天養心」(ナツハシンヲヤシナウ:夏の時期は心を養う)とされます。
中国最古の医学書「黄帝内経 素問」(コウテイダイケイ ソモン)には
過喜會傷心 (ヨロコビスギルハシンヲイタメル:喜びが度を過ぎると心を痛める)ともあります。
喜ぶことは人生を豊かに潤いを与えてくれますが、度を過ぎた喜びは精神を不安定にさせ不眠や集中力の低下などを招きやすくなります。
芒種にオススメのツボは、労宮(ロウキュウ)や極泉(キョクセン)
夏は開放的になり楽しい時期ですが、それが過ぎてしまって「心ここにあらず」になっていませんか?
心を養う身近なツボ(経穴)は
・労宮(心包経:PC8)(こぶしを握ったときに中指と薬指の先端の間)
手のひらにあるので見つけやすいですよね。
精神を安定させるツボとしていた気持ち良い程度で揉んであげましょう。
身近な人と揉み合いをすると、より心がリラックスしやすくなりますよ。
・極泉(心経:HT1)
腋窩(えきか 脇の下)の中央にあります。
胸のつかえをとり、気の巡りを改善させて精神を安定させます。
肩関節の動きもスムーズにしてくれるので、ウォーミングアップ時に極泉穴をほぐす動きを入れるとワークアウトもより効果的に行いやすくなります。
芒種にオススメの食材は、スイカ・メロン・キュウリ・ナス・トマト・ライチ
夏に旬を迎える食材たちは、体内の熱を取り去る作用のものが多いです。
スイカ、メロン、キュウリ、ナス、トマトなどが身近でオススメですし、夏の冷房で冷えがちな方にはライチがオススメです。
メロンは心を安定させ、むくみの改善を助けます。
湿気が多くなりやすいこの時期にピッタリですね。
そのままでも美味しいですし、甘味が少ないメロンの時は蜂蜜を加えてジュースにするのも良いですよ。
昼の時間が長いため、夜遅くまで起きて、朝早く目覚めることが多くなるこの時期。
一番暑い午後の早い時間に「昼寝」をしていきましょう。
デスクワークの方なども、アイマスク、潤いマスク、耳栓、ブランケット、クッションなどをうまく活用して昼寝することで、午前中の心(脳)の疲れがリセットされやすいですよ。