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二十四節気の二十一番 大雪のオススメ

大雪(12月7日〜12月20日頃)は平地でも雪が降り始める時期

「おおゆき」ではなく「たいせつ」と読みます。

朝晩の冬らしい寒さも日増しに強くなって
寒さが苦手な方は布団から出るのが辛いですよね
ギリギリまで布団に入って朝ごはんの時間が無いって時は、甘酒をどうぞ。

私の育った福島にある「宝来屋」さんの
とっても美味しい甘酒
スタンダードでシンプルな甘酒の甘味も美味だし、冬はかぼちゃや黒ゴマを加えた甘酒も美味しいですよ。
ペットボトル入りなので、寝坊した朝もカバンに入れて通勤・通学しながらいただいちゃいましょう。
もちろん、次の日の朝は少しだけ余裕を持って目覚めましょうね。

大雪にオススメな食材は辛味を使った鍋(羊肉・たっぷりの野菜・スパイス)

立冬の時期は白菜や牡蠣を使った鍋を紹介しましたが、
12月に入ると辛味を使った鍋も美味しい時期。

地元の板橋には「カレー鍋」を出してくれるお店があるんですよ。
写真の通り野菜たっぷりで羊肉のシシカバブも入っているので、
スパイスと羊肉の作用で体の芯からしっかり温まります。
ご自宅でも羊肉でのカレー鍋を作ってみても良いですよね。

そして12月は新年を迎える準備!
今年の心身のいらないものは溜め込まずに外に手放して、
大切な素敵なものを蓄えていきましょう。

いつも以上に様々な情報が飛び交い、不安や恐れを感じやすかった方も多いと思います。
不安や恐れも誰もが感じ抱く大切な心の機微。
なにを不安に感じ、なにに恐れを抱くのか。
冬の日にそのことに向き合い・思い・考え。
考えた答えで受け入れたり・手放したり。
だいじょうぶ。

どんな時もいつでも大地は私たちを支え、見上げれば青空、雨空、夜空は誰にも等しくあり
ひとりである時も、ひとりではないですよ。

大雪にオススメのツボは風門(フウモン)

さてさて話題を「風邪をひいたかな?」に切り替えますね。
「風邪は万病のもと」ひきはじめも、薬膳・中医学の学びを生かして、素早く対処していきましょう。
この時期は秋からの乾燥と冬の冷えが流行を手助けしてしまうし、師走の忙しさから心身の疲労「気虚」を招き抵抗力が低下してうつされやすくなります。
これまで通りにうがい・手洗いと三密を避け、5つの場面に気をつけるを続けていきながらも。

首元から背中に「ゾクっとした寒気を感じたら」。
「風門」(膀胱経 BL12:頚の後ろの出っ張った骨(第7頚椎)から下に数えて二つ目の突起の骨、そこから左右外側の指幅2本分離れたところ)をあたためてあげましょう。

カイロやドライヤー、シャワーやお風呂など使ってしっかりあたためてあげましょう。
肩こり改善にも役立ちますよ。

一般的に風邪と呼ばれる初期感冒対策には、
「板藍根(バンランコン)」もオススメです。
板藍根は清熱解毒薬、漢方の抗菌・抗ウィルス薬と言われるほど抗菌・抗ウィルス作用に優れた中薬ですので、予防対策や、ひき始めの喉のイガイガなどに用いるのが良いです。
気をつけるのは板藍根は寒性ですので、冷え症な方は葛湯や、生姜紅茶、シナモンティーなどとあわせていただきましょう。

風邪のひきはじめは、
「喉の痛みやイガイガ・熱っぽい・口が乾く・寒気を感じない」
という熱感が強いタイプなら漢方薬は、
「銀翹散」ミントティー・大根おろし・レンコン汁など。

ゾクゾクする寒気が強く、首肩がコリ・汗をかかない・食欲があり・風呂に入りたがる
などの悪寒が強いタイプで、体力がある方なら、「麻黄湯」「葛根湯」。
虚弱体質や体力がなく汗がでる方は「桂枝湯」。
そこに、葱と生姜の味噌汁・生姜葛湯・シナモンティーなども加えて、温かくしてあげましょう。
麻黄湯や葛根湯は発汗作用がありますから、汗が拭けて着替える肌着・水分補給できる飲み物(経口補水液)なども準備してあげましょう。

薬膳の学びでは、こうした漢方薬についても学んでいくんですよ。
その学びから人それぞれにあわせての食のアドバイス(薬膳)へと生かしていきましょう。