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二十四節気 十二番 大暑(タイショ) のオススメ

大暑(7/23頃~8/7頃) は、一年の中で最も暑さの厳しい時期

「大暑、及炎熱之極也」と言われるように
一年の中で最も暑さの厳しい時期が大暑の特徴

そこに湿気の高い状況も加わり、身体が重だるく、倦怠感、疲労感、睡眠不足、食欲不振。
誰もが大暑の時期はこのように体調を崩しやすいとして養生を心がけるのが良い時期です。そのためにも、暑さだけでなく、身体にたまりやすい湿を外に出すように心がけましょう。

大暑にオススメの食材は、胡瓜(キュウリ)・大葉(オオバ)・梅肉(バイニク)

2020年は梅雨が長く湿がたまりやすいですよね。
「胡瓜と大葉の梅肉あえ丼」

胡瓜が夏の土用に滞りやすい湿邪を、大葉が夏の冷えを、梅肉が夏の疲れを癒し取り除いてくれます。
ちなみに、お茶漬けにしても美味しいので緑茶も良いですが
「とうもろこしのひげ茶」などかけていただくのもオススメです。

作り方は
・胡瓜は薄切りにして塩もみ
・大葉は細切り
・ほかほかご飯に両方と梅肉を(あれば胡麻や鰹節も一緒に)のせて
美味しくどうぞです。

土曜の丑の日が二度ある2020年。
うなぎは気血を補い、夏バテの原因になりやすい湿を払い、スタミナ(腎)を養います。
脾胃の冷えを取り払う山椒とあわせて美味しくいただくのも良いですよ。

大暑に体調が悪いときは、津液の過剰に注意

蒸し暑い日が続き、冷たいものの飲み過ぎや食べ過ぎなどで胃腸(脾胃)も冷え
身体の水分代謝が悪くなると

□ 身体や頭が重だるい
□ めまいを起こしやすい
□ むくみやすい
□ 胃がムカムカして吐き気を感じる
□ 水太りで汗をかきやすい
□ 便が柔らかく、下痢をしやすい
□ 舌の苔が厚い
□ 舌がむくんで大きく歯形がつきやすい
□ 雨の日や湿度が高い日に体調を崩しやすい
□ 乗り物酔いしやすい

5項目以上当てはまるようなら身体の体液(津液)が過剰(痰飲)が疑われます。
食事は腹八分目を意識し、食べ過ぎを控え、よく噛んで食べることで脾胃の働きを高めましょう。

脂っこいもの、極端に甘いものも脾胃の働きを悪くするので控えます。
身体を冷やさないようにと、水分の取りすぎもにも気をつけます。

手足も冷えやすく、身体を動かすと倦怠感、疲労感を感じやすいので、ウォーキングやラジオ体操などで身体を動かし汗をかく心地よさをお感じていきましょう。

ウエイトトレーニングなどで筋力をつけていくのも冷えとむくみの改善につながります。
今年は夏バテに加えて、ストレスから不眠になりやすい方が多いですね

大暑にオススメのツボは、内関(ナイカン)


内関(心包経:PC6 手首の内側しわの中央から指3本分ヒジ寄りのところ)自律神経のバランスを整える助けとなる経穴(ツボ)です。
「内関」の「内」は内臓の意、「関」は出入りの要所という意、つまり「内関」は内臓機能と深く関係する経穴(ツボ)で、特に消化器系の症状の軽減に有効です。

暦では次は立秋ですが、2020年の夏はこれからですね。
夏は楽しみ、汗をかき、心身を鍛えて、陽気を育む季節です。

うがい、手洗い、マスク、3密を避けるなど、これまでの対策を淡々と続けていくことは、ストレス対策だけでなく心を育むことにもつながります。
そして、楽しむこともバランスよく、特にお酒の席は楽しみのバランスが崩れやすいので気をつけてです。